えごま

エゴマ油に「ジオ」のストーリーを!!

2月14日、野向公民館で、昨秋勝山市で開催された「日本ジオパークネットワーク全国研修会」の報告会が開催されました。

皆さんは「ジオパーク」ってご存知ですか?詳しくは「日本ジオパークネットワーク」で検索してくださいね。簡単に言いますと、地球・大地(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所を言います。現在、全国にジオパークは44ヶ所あるそうですが、私たちが住んでいる勝山市は全域が「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク」に認定されています。

勝山市では、ジオパークの魅力を知り、利用できるように保護し、教育やジオツアーなどの観光に活かし、地域の活性化や振興に役立つ活動をしています。私たち「NPO法人まちづくりのむきの会」も、この活動に積極的に参加しています。そして、前述の全国研修会で、地場産作物を活かしたまちづくり活動(エゴマ油の生産と販売が中心)として、当法人の活動をご紹介し、全国から集まった参加者からいろいろなご意見やご指導を頂きました。その様子や結果を、勝山市の担当・ジオパーク専門員 町さんから報告していただきました。

実は、私たちが生産、販売しているエゴマ油も、このジオととても関係が深いのです。その土地(ジオ)でしか栽培できない農作物って、結構ありますよね。それが特産物になるわけですが、このエゴマも九頭竜川の支流の滝波川が作った河岸段丘に栽培されています。そして、この滝波川の浸食によって、私たちはあの恐竜化石を手に取ることができたのです。

恐竜が住んでいた時代にはエゴマはなかったでしょうが、恐竜たちが眠っている大地に育つ「のむきのエゴマ」には、その時代から受け継がれている生き物たちの営みが凝縮されているかもしれませんね。そんなロマンを感じさせる「のむきのエゴマ油」を、これからも私たちは全国の皆さんにお届けしていきます。