4行詩 第14作 小春立冬
小春日和に 枯葉の揺れて
庭に縄網(なわも)の 木々の居並ぶ
移ろう季節(とき)は 止まるを知らず
委(ま)かす我が身も 共に流れて
11月7日は立冬です。のむき風の郷周辺の地域では、この時期から冬支度が始まります。まずは、庭の木々に縄で雪つりを始め
やがて家の周りへと、雪囲いを作っていきます。小春日和の穏やかな日が、冬の雪への準備期間として、とても大切な時間と
なります。厳しい冬を乗り切るための先人たちからの知恵を引き継ぎながら、厳しさを受け入れる柔軟な心持ちが、長い冬を乗り切っていく、この地域の人々の知恵なのかもしれません。